電動歯ブラシの種類と使用するメリットと注意点
ココ歯科です。今回が2023年最後のブログとなりますが、今回は電動歯ブラシについてお話したいと思います。
ご参考程度にご覧いただければと思います。
一口に電動歯ブラシといってもタイプがあります。以下の「振動式」「回転式」「超音波式」「音波式」の4種類に分けることが出来ます。
振動式: 比較的安価で手に入れやすいですが、製品によってはパワー不足な面もあります。
回転式: ヘッド部分が高速回転(1分間3000~7000回転)にすることにより、プラークを除去します。稼働音が大きいというデメリットがあります。
超音波式: 毎分約120万回、2万Hz以上の振動数を発生させる、超音波発生装置がそれぞれ歯ブラシのヘッド部に搭載されており、お口の水分で振動を発生させています。超音波でプラークの一部物質を破壊します。
音波式: 200~300Hzの音波振動で、振動数は毎分2~4万回、これによりプラークを除去するタイプ。音波の高速振動によりブラシの毛先が接していない周囲2mmの部分まで汚れを落とすことができるとされています。
それぞれの種類は異なる特性を持っており、自分の口腔状態や好みに合わせて選ぶことが重要です。また、電動歯ブラシは乾電池式と充電式の2つの電源方式があります2。乾電池式はコンパクトで持ち運びに適していますが、パワーが足りないこともあります。一方、充電式は乾電池式よりもパワーがある分、大きくて重いですがしっかり磨けます。現在の主流は「超音波式」と「音波式」となっております。
電動歯ブラシは、手動歯ブラシと比較して多くの利点がありますが、使用する際には注意が必要です。
【電動歯ブラシを使用するメリット】
効率的なクリーニング:
電動歯ブラシは分単位で数千から数万回のブラッシング動作を行うため、手動歯ブラシよりも効率的に歯を磨くことができます。
使いやすさ:
特に高齢者や身体的な制約がある人々にとって、電動歯ブラシは使いやすいです。また、子供たちは電動歯ブラシを楽しみながら使うことができます。
タイマー機能:
多くの電動歯ブラシには2分間のタイマーが付いており、適切なブラッシング時間を確保するのに役立ちます。
圧力センサー:
一部の電動歯ブラシには圧力センサーが付いており、歯茎への過度な圧力を防ぐことができます。
しかし、電動歯ブラシもメリットだけではありません。使用する際には以下のデメリットに注意する必要があります。
【デメリット】
コスト:
電動歯ブラシは手動歯ブラシよりも高価です。また、交換用のブラシヘッドや電池も定期的に購入する必要があります。またヘッド部分が大きいので奥歯部分にうまくフィットさせることが難しいことがあります。
移動性:
電動歯ブラシは大きくて重いため、旅行に持って行くのは不便かもしれません。
破損の可能性:
電動歯ブラシは水濡れや落下による破損のリスクがあります。
以上の点を考慮に入れて、自分の生活スタイルや口腔ケアのニーズに最適な選択をすることが重要です。
適切な口腔衛生習慣を維持するためには、定期的なデンタルチェックアップとフロッシングも忘れずに行いましょう。これら全てを組み合わせることで、健康的な口腔環境を保つことができます。
もちろんココ歯科にご来院いただいた際にご相談いただければ、お悩みの話をお聞きしながらお応えすることが出来ますので、お気軽にドクター、歯科衛生士にお声がけください。
それでは皆様良いお年をお迎えください。
来年もココ歯科を宜しくお願い申し上げます。